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第92回アミーサ道場内視鏡外科トレーニングセミナー報告

ELKホームページ大改装後、初のレポートは令和2年最初の道場だ。92回目となる今回、有名病院の3名の若手が道場の門を叩いた。原田先生(写真中)は、がんの腹腔鏡手術をきわめる道を歩む一方で、手術機器開発にも情熱を傾けたいと意気込む。スピーディーでダイナミックな動きが特長だ。その魅力を生かしながら、“押す”動きを多用しエラーの少ない技術を身につけていった。巧緻性が高く、ボックスでさまざまなトライアルを楽しんでいたのが印象的だ。西口先生(写真右)は博士号取得の際、臨床からはしばらく離れたそうだが、研究した腫瘍学を生かしながら、上部消化管のラパロを研鑽したいと。研修医のころ近くにいた外科医を尊敬し、影響を受けこのフィールドに入った。前半は慎重な鉗子操作だったが、連続縫合あたりからエンジンがかかり、NMAなどにもじっくり取り組んでいた。吉田先生(写真左)はやはり上部消化管のスペシャリストを目指す。一方でアカデミックな仕事にも注力し、両刀使いで攻めていきたいと。2級上のレジデントが至近のトラジェクトリとなっていて目指す方向性となっている。非常にシュアで堅実な技術を展開していた。道場で伝えたキー技術のチェックポイントを押さえながら、ロスタイム軽減と正確性向上を実現した。キャリアの積み上げ方や、手術哲学の実践に際しての現実的な問題点をみなさんと語り合えたのがとても良かった。目標と手段を明確に、このまま成長を続けて行ってくださいね。おつかれさま! 

アミーサ道場は手先の技術伝授だけではない

内視鏡下縫合のコツと頭脳的腹腔鏡手術の伝授

どんな状況でも内視鏡下縫合がスムーズに行えるよう骨太な内視鏡下縫合の基本技術を徹底伝授します。あなたの縫合技術のどこを修正すればよいのか、「あ、なんだ!なるほど」と目から鱗のアドバイスを差し上げます。このほか頭脳的な腹腔鏡手術を行うために必須の考え方をお伝えするために、レクチャー、デモンストレーション、手術ビデオ供覧、ディスカッションを行います。参加したきみたちの右脳には新しい風が吹き、未経験ゾーンに足を踏み入れることになるでしょう。

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